H27年5月号
睡眠障害
睡眠には脳と体を休めるだけではなく、記憶の定着や、体の成長に関わるホルモンを
分泌する役割があります。睡眠不足は「眠気」「集中力の低下」「倦怠感」など
日中の活動に影響を与える他にも、「糖尿病」「高血圧」などの生活習慣病を生じや
すくすることがわかってきました。
睡眠障害というと、不眠というイメージが強いかもしれません。日本人は約10人に
1人が不眠症であると言われています。不眠と言っても、寝付きが悪かったり、熟睡
出来なかったりと症状は様々です。不眠のタイプは、次も4つに大別されます。
★入眠困難:寝床について眠ろうとしてもなかなか眠りにつけない
★中途覚醒:夜中に何度も目が覚めてしまう。
★早朝覚醒:予定時刻または普段の2時間以上早く目が覚めてしまう。
★熟睡障害:眠りが浅く、睡眠時間の割に熟睡感が得られない。
自分の睡眠状態がどのタイプであるかを把握することも大切です。
これらの症状を併せ持つ人も多く見られます。
また、睡眠障害を引き起こす原因として、「寝室の環境」「飲酒・喫煙などの
生活習慣」「ストレスや不安感などの精神的な要因」「痒みや痛み、頻尿などによる
身体的要因」などが挙げられます。睡眠障害は、これらの要因が重なって起こる
ことも少なくありません。
睡眠の何が問題なのか、原因は何かということを明確にすることが睡眠障害の
改善につながります。
まずは、睡眠習慣を見直してみましょう。余り早く早寝に捕らわれず、眠くなったら
布団に入ることも改善方法の1つです。眠くない時間から布団に入ると、早く寝ようとする
焦りから余計に眠れなくなってしまいます。また特に男性は寝酒は寝付きをよくしてくれますが
眠りが浅くなってしまうため避けましょう。
☆最近なぜか眠れない、でも睡眠薬や安定剤までは呑みたくない。
病院で薬をもらっているが、それでも眠れない、ぐっすりと熟睡出来ない。
習慣性などの副作用が心配・・・などお悩みの方に、カウンセリングにより
お一人おひとりに合わせた、漢方薬やサプリメント、お薬をこれ以上増やしたくない
方へは、温灸セラピーやアロマセラピーなどをご紹介させて戴いております。
お一人で悩まず、ぜひ一度ご相談くださいね♪